院長ブログ

2024.03.02更新

改善できなかった症例

 

患者さん】 女 性

季 節】  夏~冬

主 訴 】 左耳突発性難聴後のつまり感や耳鳴りなど

来院時の詳しい症状

来院日の、約7ヶ月前に左耳の突発性難聴を発症した。

入院し、点滴治療 通院し高気圧酸素治療をした。

発症から約7ヶ月 現在の症状は

・音が割れる・響く・雑音があるところがつらい

・詰まった感じ・こもった感じ

・耳鳴り(シャーと言う音)が続いている

聴力は500hzと1000hzが45db付近に低下がみられる

 

鍼灸治療と経過

耳の症状の軽減を目指し

毎回7本ほど、手や足 臀部 頭に鍼治療を行った

結果からいうと全45回 週二回のペースで頑張って通ってくれたが

症状は残存してしまった。

経過

2診目 ちょっと調子がいいかも

3診目 2日間は詰まりも耳鳴りも小さく快適に過ごせた

6診目 響く感じも気にならなくなっている

7診目 治療間隔があくと元に戻ってくる

9診目 10⇒2 と調子良い

10診目 季節の変わり目の影響か10⇒6とつまり感悪化

12診目 スーパーにいると気持ち悪かったのが気にならなくなっている

13診目 10⇒2 と調子良い

13診目以降も、季節の変わり目や寝不足があると症状の悪化がみられた。

良くなったり悪くなったりを繰り返して45診目で治療を終了した。

最終的には

響く感じ 調子が良いときは気にならないが悪いと気になる

スーパーにいると気持ち悪かったのはなくなっている。

つまり感も10⇒2の比較的調子が良い日が増えたものの

調子が悪い日もある。

耳鳴りは小さくなることもあったが一番変化がなかった。

鍼をするとその後は調子が良いことが多かったが長続きしない。

逆に詰まり・耳鳴りが強くなる日も1回あった。

変化がない日も6回あった。

長いこと来てくれたが症状が残ってしまい申し訳ありません。

また症例ブログに掲載の許可も頂きありがとうございました。

使用したツボ

督脈  太陽膀胱経 少陰腎経 陽明大腸経 陽明胃経 少陽三焦経 少陽胆経 など

 

 

 

 

投稿者: 當山鍼灸院

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